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地方から上京してきた人にとって上野は哀愁ある駅だった

昔集団就職などで上京した人にとっては、東京への第一歩を踏みしめたのが上野駅という方も少なくないと思います。
親元から生まれて初めて離れ、一人東京にやってきた不安とドキドキ感を抱えながら、上野駅に降り立ったという記憶をお持ちの方も多いでしょう。

現代の上野についてビルなどが新しくなったりしてはいるものの、何か懐かしい雰囲気を感じます。
他の街とは違う暖かな雰囲気があるというか、まだまだ隣近所とのお付き合いが活きているような、そんなイメージがある街なのです。

数々の名スポットは一度行っておきたい「東京観光地」

上野には東京都恩賜上野動物園、国立科学博物館、上野の森美術館と楽しめるスポットがたくさんありますし、何といっても上野といえば上野アメ横商店街が有名です。

師走になると大勢の方々がお正月に頂く魚やカニなどを求めてやってきます。
お菓子なども大袋入りでお安く売っているので子供たちにとってもアメ横は楽しい横丁です。
お正月前にアメ横へお買い物が恒例となっているご家庭も多いです。

たたき売りや呼び込みの威勢のいい掛け声が飛び交う様は、師走の風物詩的なものとなっていますし、食料品以外、衣料品、革製品なども安く販売されているので、とっておきの目玉商品に巡り合うことも少なくありません。

上野東照宮にもいっておきたい!

台東区上野公園にある神社、上野東照宮はさすが東照宮と名の付く歴史的建造物といえる美しく荘厳な建物が魅力です。
1616年、危篤の家康公のお見舞いのため病床を訪れた藤堂高虎と天海僧正は、三人一つ所、末永く魂の鎮魂となる場所を作ってほしいという遺言を受け、藤堂家の敷地内だった上野にこの東照宮を造りました。

その後1651年三代将軍徳川家光公が大規模な造営替えを行ったものが、現在見る事の出来る美しい社殿です。
東照宮らしい金箔をたっぷり利用した豪華な作りは金色殿ともいわれています。

こうした歴史的建造物は、戦争や震災などの厄災で多くが焼失してしまったのですが、上野東照宮は一度の厄災にある事もなく、江戸時代からの面影を今に残す、国内でも貴重な文化財であり、歴史的建造物として守られているのです。

桜の季節なら上野恩賜公園が最高です

桜の季節になると美しい薄ピンク色一色となる上野恩賜公園は、明治6年、芝、浅草、深川、飛鳥山と共に公園に指定されたという歴史ある公園です。

江戸時代は東叡山寛永寺の境内地でしたが、明治維新後宮所有地となり、さらに対象13年に宮内省、そして東京下に下賜されたものです。

寛永寺社殿、霊廟、東照宮、桜が主軸となっていた公園が、博物館や動物園等建造物がふえていき、現代のような文化の香り濃い公園となったのです。
春にはれば桜が咲き乱れ、建造物とのコラボレーションが美しく、近隣住民から遠方の方々まで足を運ぶ名所となっています。