東京だからこそちょっとみてみたい「横丁文化」を体感しよう
どの地域にも繁華街にちょっとした横丁があると思います。
東京の復興と共に街は大きく成長し、世界に知られる大都市となりましたが、メインストリートからちょっと横道に入るだけで、昔ながらの「昭和の横丁」的な通りが見えてきます。
地元の人しか行かないお店?行きにくい?という方もいますが、入ってしまえば、もっと早く入っておけばよかったと絶対に後悔します。
楽しくお話ししてくれる店主さんが昔から作ってきたつまみも最高です。
多くの庶民で常ににぎわっている東京の横丁は、昔ながらの横丁から現代風の横丁まで様々な顔を見せてくれます。
戦後間もない時代から続く新宿西口 思い出横丁
東京新宿にこんなところが残っていたのか?とびっくりするくらいに、昭和の雰囲気を残しているのが、新宿西口 思い出横丁です。
昭和21年、鮮度間もない日本では食料を手にすることもままならない時代でした。
そんな中、進駐軍相手にもつ焼き屋の露店が多く出店し、その名残としてこの横丁にはもつ焼きや焼き鳥のお店が多いといいます。
昔ながらのもつ焼きはジャンク系食べ物が好きな人にはこたえられない最高の味です。
飲み屋さんのほかにも定食屋等、こんなところにこんなお店があったんだと思うくらい、色々なお店があります。
この近くに暮らすならお惣菜等絶対に困らない「おかず横丁」
台東区台東鳥越1丁目にあるのがおかず横丁です。
この街に暮らすのなら、絶対におかず、お惣菜には苦労しないだろうと思うくらいに、おいしそうなおかずが売られています。
横丁の近くに来ると思わずお腹がぐるるる・・・となってしまいそうなくらいにおいしそうな香りが漂い、ちょっと寄っていかないと!!とついつい寄ってしまいます。
この辺りは元々町工場が多く、共働き夫婦も多かったことで帰宅してから手間いらずでサッと食事の支度ができるようにと、お惣菜のお店が繁盛したといいます。
現在でも、この横丁はお惣菜を購入される人たちで賑わいを見せています。
若い世代には昭和のテーマパーク的存在の渋谷のんべい横丁
40代、50代以上という世代にとっては懐かしい・・・と涙が出そうな雰囲気を持っているのが、渋谷のんべい横丁です。
すぐ近くを山手線が通っているというのも哀愁をさそいます。
若い世代からすれば、この横丁は昭和ってこういう街だったんだと知るテーマパークのような存在、40代、50代以降からすれば昔懐かしいイメージをもってノスタルジー一杯の横丁です。
下町情緒を感じたいということなら甘酒横丁が一番
横丁の中でも昼間賑わいを見せるのが、下町情緒一杯の甘酒横丁です。
人形町駅近くの甘酒横丁交差点から明治座につながる400mほどのとおりですが、明治初期、この横丁の入口に甘酒屋があったことでこの名になったといわれています。
酒店、和菓子のお店等では今でも昔懐かしい甘酒を頂くことができます。
非常に美しい通りで、昔、こういう通りがあったなと感傷に浸る事が出来る素敵な横丁です。